日焼けした後のケアの注意点、エステは有効?
「紫外線対策をうっかり忘れてしまい日焼けしてしまった」という場合、どのようなケアをすれば日焼けした肌のダメージを緩和することができるのでしょうか。この記事では、紫外線が肌に与える影響と、日焼けした後のケアについて詳しくお伝えしています。日焼けにお悩みの方はぜひ参考にしてください。
紫外線が与える肌への影響・ダメージとは
紫外線は目に見えないので、紫外線が強いと言われてもピンと来ない方もいるかもしれません。しかし、紫外線は日々降り注いでおり、少しずつ肌にダメージを蓄積させていきます。
紫外線は、UVAとUVBが肌へ影響があるものとされています。UVAはシミやたるみ、シワの原因になる紫外線です。そしてUVBは、肌を赤くしたり黒くしたりする紫外線になります。また、シミやそばかすの原因にもなります。
目に見えない紫外線ですが、国内では強く降り注ぎ始めるのが3月くらいからで、例年9~10月あたりまで強くなっていると言われています。ちなみに、曇っていても紫外線は降り注いでおり、曇りの日の紫外線量は晴れている日の半分以上と言われているので、曇っていても油断はできません。しっかりと日焼け対策をしたいのなら、紫外線の強い傾向にある3月から10月まで、日焼け止めは毎日塗る必要があるでしょう。
紫外線を浴びると肌の中でメラニン色素が作られ、これがスムーズに排出されていればシミになりにくいのですが、ターンオーバーが乱れて肌の生まれ変わりが遅くなると、シミとして出てきてしまいます。特に加齢とともにターンオーバーが遅くなってしまうことから、シミが目立ってきてしまうのです。
自分でできる日焼け対策は?
紫外線が肌に与える影響はさまざまです。そのため日ごろから自分で行える日焼け対策はしっかり行っておきましょう。ここからは自分でできる日焼け対策を4つご紹介します。
日焼け止めを使う
紫外線は365日降り注いでいます。日焼け止めは必ず毎日使いましょう。なお、日焼け止めは一回塗れば一日中効果が持続するものではありません。こまめな塗り直しが必要です。できれば2時間から3時間おきに塗り直しましょう。
また、室内で過ごしていても紫外線は窓を通り抜けて入ってきています。室内でも紫外線対策はしておきましょう。
日焼け対策アイテムを使う
日傘やサングラス、ストール、帽子などの日焼け対策グッズを使いましょう。日焼け止めと併用することで、紫外線から肌を守ることができます。暖かい季節は半袖やショートパンツなどを着る方も多いですが、この場合、身体の日焼け対策を忘れてしまいがちです。アームウォーマーやハイソックスなども使うと良いでしょう。
また、室内での日焼け対策として、室内のカーテンをUV加工されたものにするのもおすすめです。ほかにも、車に乗る方は車の窓にUVカットできるフィルムを貼るなども有効です。
食べ物で身体の中からケア
紫外線を浴びた肌をケアするために、身体の中から紫外線ダメージを減らせる食品を摂取しましょう。緑黄色野菜がおすすめです。中でもトマトはリコピンを多く含んでいて抗酸化作用が高いので、紫外線ダメージを緩和することが期待できます。
サプリメントを使う
紫外線対策としてサプリメントもおすすめです。飲む日焼け止めと呼ばれるサプリメントもあるほどで、紫外線のダメージを緩和してくれる働きが期待できます。
日焼け後の肌ケアで注意するべき点
5月から8月にかけて、紫外線量が増えるので日焼け対策が欠かせなくなります。特に乾燥肌や敏感肌など、もともと肌が弱い方は紫外線によるダメージを受けやすい傾向にあります。日焼け後の肌はやけどを負っている状態と同じであり、正しい方法でケアを行うことが大切です。
紫外線による肌への影響とは?
紫外線を多く浴びると、肌の老化を促進してしまう恐れがあります。肌が老化する原因の大半が紫外線であり、具体的にはシミやくすみができる原因の一つです。
また肌の内部まで紫外線によるダメージを負ってしまうと、コラーゲンが減少して外的ダメージを受けやすい状態になり、肌の潤いや弾力を失う恐れがあります。
日焼け後72時間以内にはケアをしよう
日焼けを放置すると、72時間後にはメラニン生成がはじまってしまいます。シミやくすみ、肌が黒っぽくなるのを避けるためにも、日焼け後72時間以内にはケアを行いましょう。
また軽いやけどを負っている状態なので、ケアを行わなければ水ぶくれが生じる場合もあります。
日焼けした肌は、正しい方法でケアすることが大切です。次から、日焼け後の肌のアフターケアを4つ紹介します。
肌を冷却する
肌を冷却する方法は「冷水で冷やす」「濡れたタオルを肌にあてる」「氷や保冷剤で冷やす」の、3つの方法があります。
保冷剤を直接肌にあてたり、長時間同じ場所を冷やしたりすると、凍傷を起こしてしまう恐れがあるので注意してください。
保湿を行う
日焼けによって乾燥した肌は、化粧水で水分をしっかり補ってあげましょう。
日焼け後の肌は紫外線ダメージによって敏感になっているので、化粧水を塗る際には丁寧に優しく塗ってください。皮が剥がれそうな場合は、保湿を行って自然に剥がれるのを待ちます。
ブライトニングケアをする
ブライトニングケアとは、肌のキメを整えてハリのある肌にするためのケアです。ブライトニングコスメを使うことで、メラニン生成のコントロールができます。
生活習慣を見直してインナーケアをする
健やかな肌を保つには、外部からだけではなく内部からもケアを行うことが重要です。
たとえば食事では、メラニンの働きを抑える効果があるリコピンや緑黄色野菜を多く摂取することを意識しましょう。
まとめ
日焼け後のアフターケアでは、肌を冷やして化粧水で保湿することが大切です。そのほか、ブライトニングコスメを使ったケアや、普段の生活でのインナーケアも行うとよいでしょう。
ただし、日焼け後の肌はとても敏感なので、ケア方法を間違えるとかえって肌を傷めてしまう恐れがあります。日焼けしたあとは、メラニン生成がはじまる72時間以内にしっかりケアをしましょう。
日焼けしてしまったらエステで身体をしっかりケア!
もし日焼けしてしまった場合、一般的には自宅でケアを行いますが、自宅のケアだけでは紫外線のダメージを緩和できない場合もあります。そのような時は、プロの手を借りることでしっかり紫外線ダメージをケアできるので、相談してみることをおすすめします。
日焼け後の肌の状態は個人差があります。メラニンが生成されやすい体質の人もいるので、このような人はどうしてもシミになりやすい傾向にあります。市販のアイテムだけで美白ケアをしても追いつかないかもしれません。
その点、エステサロンでは一人ひとりの肌質を確認して最適なケアをしてくれます。自分に合った方法で肌トラブルをケアしながら、美しい肌になるように整えてもらえるのです。
美白トリートメント
エステでは美白系のメニューを取り入れているお店が多いです。美白に特化していて、肌の透明感を取り戻す効果が期待できます。美白成分を肌にしっかり導入して、紫外線のダメージの緩和をしてくれるでしょう。
角質除去
エステでは、角質除去も行います。古くなった角質が除去されることで、ターンオーバーのスピードが早くなりシミになりにくくなります。また、肌に美容成分が浸透しやすくなるので、保湿力も高まるでしょう。角質が除去されると、肌全体のトーンもアップしますよ。くすみが取れてお化粧のノリも良くなります。
まとめ
日焼けしてしまった後の肌のケアは、エステサロンで行うのがおすすめです。自分で行うケアにもさまざまありますが、エステサロンでケアすることで、より効率よくお肌のダメージを緩和することが可能です。エステティシャンに相談して、最適なコースで日焼け後の肌をケアしてあげてください。